夾は透の母親と昔、会っていた?!
透本人との出会いより母今日子との出会いが先でした。その中に切ない記憶も・・・

それはなんと夾がまだ子供の頃のことです。
透の母親との出会いが夾にとって大きく影響してしまうこと、透に対する態度にも大きく関係してくるほど重要な出会いになります。

ネタバレしますので注意してくださいね
この記事では「フルーツバスケット|夾と今日子の接点は?「許さない」の真実とは?」と題してご紹介していきます。
「フルーツバスケット」草摩夾と本田今日子の接点は?
じつは、草摩夾は子供の頃に透の母親今日子と出会っています。
夾が師匠である草摩藉真に引き取られたばかりの頃、家に帰らずフラフラしていたときに空地のような場所で偶然会っています。
夾は自分の母親が死んで父親も自分のことを拒否していたことを今日子に話しました。
今日子は夾の頭をなでながら
「そりゃあ・・・・・・寂しいね」
と声をかけます。
夾はその後にも何度か今日子と会い、会話するなかで一人娘の透がいることを知るのです。
夾が今日子と会わなくなった理由
今日子のことを気に入っていた夾が今日子と会わなくなってしまうできごとがありました。
それは子供ならではの嫉妬と妬みの心が原因でした。
ある時、今日子の大事な娘である透が迷子になり家に帰ってこないときがあり、今日子は帰ってこない透を想い不安いっぱいになっていました。
それを励ましたのが夾。
しっかりしろよおれが・・・俺が絶対みつけてくるから・・・っ
おまえは家で待ってろ!絶対助ける守ってみせる!
男の約束!!
夾は一生懸命透を探しました。
しかし透を探し出したのは夾ではなく由希でした。
当時、夾は自分より恵まれていると思っていた由希が大嫌いで、その由希に先を越されたのが悔しかったのです。
その想いを今日子に話したら、夾はたしなめられます。
「”嫌なやつ”がいてくれないとお前が困るんだろ?」
今日子が由希の味方をしているように思えてショックを受けた夾は今日子に問い返します。
「おまえもあいつの味方すんのか・・・⁈おれが悪いっていうのか⁈」
でも今日子は静かに答えます。
違うよ
”味方”だの”いい”だの”悪い”だのくだらない。
そんなモンにこだわって生きてちゃおまえが勿体ないよ。
おまえせっかくそんな優しくていい子なのに
今日子の言葉を素直に受け取れず、拗ねた気持ちを持ってその場から去ってしまった夾はその後今日子に会うのを避け続けてしまいます。

夾は子供だったんですね
拗ねて走り去った夾に今日子が残した「”約束”ツケね!」の言葉が後々大きな意味を持つことになります。
「フルーツバスケット」本田今日子の最後の言葉「許さない」の真実とは?
今日子は事故に遭った時に「許さないから・・・・・・」と口にしています。
しかし、それは夾の姿を目にした瞬間、遠い日の約束のことを言いたかったのだと思われます。
事故現場に居合わせた夾
夾がその場にいたのは偶然でした。
子供の頃に会ったきりの今日子の姿を見つけた夾は、声をかけようかためらいます。
そのとき夾の視界に飛び込んできたのがものすごいスピードで突っ込んでくる車。
あやばい、助けなきゃって。
腕をひっぱって抱きとめれば——・・・
でも
でも俺は”人間”じゃないから抱きとめたりしたら猫になって”人間”じゃないってバレるから。
・・・見殺しにした・・・・・・(以下略)
夾は自分がためらったせいで今日子を助けられなかったと自身を強く責めます。
今日子の残した言葉
今日子は事故現場で倒れたまま遠のく意識の中で夾に気付きます。
そして残した言葉が「許さない」だったのです。
確かに「許さない」という言葉を口にしていましたが、その前につながる言葉がありました。
それがわかるのは原作マンガの最終巻です。
呪いがとけて、夾と透は母親今日子のお墓参りに出かけます。
そこで透が夾に意見します。
お母さんは夾君を恨んでなどいません。
もし本当に許さないと言ったのだとしてもそれは憎しみから生まれた言葉などではありません。
絶対、絶対です。
透が言った言葉の後、今日子が事故に遭ったときの今日子の意識が描写されています。(コミックス23巻より)
・・・駄目
駄目だどうしよう。
まずいよだってなんにもきこえない。
痛みもない(あったかくてさむい)
なんでこんな暗いんだ。
なんでこんなに静かなんだよ。
ねえなんで、ねぇ嘘だろ?
こんな駄目だ、透
あたし死ぬみたい
(中略)
・・・ゴメン
ゴメンねゴメン透、あたしちゃんと愛せてた?
透あたしはねもっともっと愛したかった
(中略)
お願い誰か、ねぇ誰か。
あたしの宝物守って、誰か誰か
(視界の中に夾の驚いた表情)
お願いあたしの事忘れててもあの子に会ったらどうか思い出して。
次にあの子が迷った時は今度こそみつけだしてあげて。
どうか一度きりだっていい・・・・・・から・・・・・・ツケ払ってくれなきゃ
「許さないから・・・・・・」
事故に遭って遠のく意識の中で最後に振り絞った言葉が「許さないから・・・・・・」でした。

子供の頃に透を探し出してくれたときの夾を思い出し、ツケを払ってくれなきゃ許さないからと言いたかったのでしょう。
まとめ
今回は「フルーツバスケット|夾と今日子の接点は?「許さない」の真実とは?」と題してお送りしてきました。
草摩夾は子供の頃に本田透の母親の今日子と出会っていました。
そして今日子が迷子の透のことで困っていたときに透を見つけ出せなかったことを悔やんでいました。
夾が自分で「絶対助ける守ってみせる!男の約束!!」と口にした約束をツケにしたことを亡くなる直前に夾の姿を見たことで思い出し、ツケを払ってくれなきゃ許さないから・・・と言うことで大切な娘を託したのでしょう。
今日子の最後の願いを聞き届けたのが夾だったわけです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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