「フルーツバスケット」では、主人公本田透が子供の頃に帽子をかぶった男の子と出会っています。
そして透はそのときの男の子にお礼を言いたいと思い続けているのです。
この記事では「フルーツバスケット|帽子の男の子の正体!透の想い出の出来事とは?」と題してご紹介していきます。
「フルーツバスケット」での帽子の男の子の正体は?
透の前に現れた帽子の男の子の正体はズバリ草摩由希です。
由希が迷子になった透を母親である今日子のもとへ導くように走っては立ち止まりながら連れていったのです。
ただ、この帽子の持ち主は草摩由希ではなく、草摩夾なのです。
夾の帽子を由希がかぶっていた訳は?
ではなぜ、草摩由希は草摩夾の帽子をかぶっていたのでしょう。
それは少し前にさかのぼりますが、偶然風で飛ばされた帽子が子供の由希の目の前に落ちてきたのを由希が拾ったからです。
由希は帽子を取りに来た少年が猫憑きの夾だと知っていましたが、夾は由希の姿を見るとにらみつけるようにして、帽子を受け取らず立ち去っていきました。
身体の弱かった由希は、友達の記憶を隠蔽された直後だったことや、慊人から「由希は嫌われ者なんだね」と言われたこともあって、自分の生きる価値を見失っていました。
そのときの反動があって、夾の帽子をかぶり家を飛び出し、がむしゃらに走っていました。
そのとき、透の迷子事件を知ることになるのです。
「フルーツバスケット」で透の想い出に深く刻まれた帽子の男の子との出来事とは?
由希が家を飛び出して走り続けた先で見た光景は、娘の透が迷子になったと取り乱している本田今日子の姿でした。
警察官に子供の特徴を訪ねられて髪にボンボンをつけていることを話す今日子。
走っているときに見かけた女の子の姿が思い浮んだ由希はその場所へ・・・。
案の定、道端に座り込んで泣いているボンボン姿の透がいました。
このことを母親に知らせようと思った由希でしたが、女の子は泣きながら走ってついてきます。
近づいて自分が変身してしまうことを恐れた由希は女の子と付かず離れずの距離を保ちながら、母親のいるところまで走って誘導したのです。
透が転んだらその場に立ち止まり、走り始めたらまた自分もスピードを上げて・・・。
そのときの由希は自分がこの少女にとって必要な存在で、頼られていることに嬉しい気持ちになりました。
最後に、「よく頑張ったね」との思いを込めて自分のかぶっていた帽子を女の子にかぶせてあげ、その場を離れました。
透が母親と抱き合っている姿を由希はネズミの姿で見守り、女の子が母親に会えたことと、自分が少しでも役に立てたことがうれしくて涙を流します。
透の想い出
後日、このときの想い出を透はうおちゃんとはなちゃんに話しました。
・・・そうですね
もし会えたらとりあえずお礼を言いたいです。
あの男の子はもうそんな事忘れていらっしゃるかもしれませんが
・・・でも今にして思えば
(私の初恋は あの男の子だったのかも・・・ですね)
※2巻より
まとめ
今回は「フルーツバスケット|帽子の男の子の正体!透の想い出の出来事とは?」と題してお送りしてきました。
透が子供の頃に助けられて感謝していた男の子が現在、新たな形でまた関わっていることが凄いことで、運命のめぐりあわせを感じてしまいます。
透が男の子に助けてもらったという思いと別に、男の子側もこのできごとが大切な記憶になっていたのがステキだなあと思います。
物語の中では男の子は正体を明かしませんが、これは想い出としてそのままのほうがいいのかもしれませんね。

透は助けられただけだと思っているのかもしれませんが、この出来事は帽子の男の子の心を助けたできごとにもつながっているというのがステキですね。
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