紅葉が泣いた・・・それは嬉しい涙!!!
母親に忘れられた紅葉の心をゆさぶる妹モモの言葉とは・・・

この記事では「フルーツバスケット2nd|16話感想!兄と名乗れない紅葉が切ない」と題してご紹介していきます。ネタバレしていますのでご注意くださいね!
「フルーツバスケット」2nd16話あらすじ

透や親友のうおちゃんの想い人が草摩の紅野(くれの)であるかもしれないと知る。
それを確かめるために草摩の本家に向かう。
そこで透が会ったのは草摩紅葉の妹モモ。
モモは紅葉を実の兄と知らないが、紅葉のことが気になっていた。
草摩家にやってきた透を中へ案内して、代わりに自分のお願いを聞いてほしいと頼んでくるのだった。
「フルーツバスケット」2nd16話感想

16話のみどころは、透がうおちゃんのために草摩家に乗り込んでいき、そこで紅葉の妹モモにであうことです。モモの口から出た言葉は紅葉にとって思いがけないもので感動でした。
紅葉のバイオリン
紅葉の父親は紅葉にバイオリンの先生を変えてくれと頼む。
そのわけは、紅葉の妹であるモモが同じ先生から習うようになったから。
モモが紅葉に関心を持ってしまうことを父親が恐れたからだ。

紅葉は反論できないし、父親の言うことを受け入れるとわかっていて、一方的にお願いだと言って告げるのは卑怯だと思う。
紅葉が可哀そう!!!
透の決意
透が草摩家を訪れたのはほかならぬ友人うおちゃんのためでした。
うおちゃんはバイト先のコンビニで出会って気になっていた紅野のことをふっきるために、バイト先を変えてしまいました。

その潔さはさすがうおちゃん!と思いました。
でも透がもしかしたらと出した草摩の紅野の名前にすごく反応を示したところをみるとうおちゃんの心の中ではまだまだふんぎりつかない思いが残ってるんだろうなあ・・・
音色に気を取られて透がぶつかってしまった女の子は紅葉の妹モモ。
透は思わず「紅葉」の名前を口にしてしまいます。
紅葉の名前に反応して自分からはなしかけてきてくれたモモちゃん。

可愛いです!そして転んでも泣き出すでもなく、透に話しかけてくる様子がとても落ち着いていてかわいい(^-^)
モモは詳しく聞かないままで透を草摩の家に案内してくれます。
正面から入れないからとこっそり秘密の抜け穴から中に入っていくモモ。
透が紅葉のことを尋ねるとモモは知っていると答えます。
モモのお願い
紅葉のことを偶然見つけたけど、パパのビルで会ったことがあるから知っていたというモモ。
母親は似てないというし、父親はもう紅葉に会っちゃダメだという・・・。
だからお姉ちゃんにお願いがあるのというモモ。
紅葉はモモのお兄ちゃんにならないんですか?って。
だってママにそっくりなんだもん。
ママは似てないっていったけどそっくりだもん。
モモ、お兄ちゃん欲しいもん。一緒にお話ししたり遊んだり。
モモもバイオリン習い始めたから一緒に弾いたり・・・きっと楽しいの。
毎日会えるもん。
だから伝えて、伝えてね!
そう言い残してモモはその場から去っていきます。
紅葉のいる部屋の窓を外からノックした透。
その表情は思いつめたようでうつむきかげんです。

きっとモモの言葉にあふれそうな感情を抑えていたのだと思います。
紅葉のバイオリン
透に気付いて部屋に招き入れる紅葉。
習っていたバイオリンをやめてしまったことやそれが父親の頼みだということを悲し気な表情で話す紅葉。
紅葉はつぶやきます。
パパ、怖いんだ。
ボクがモモやママに近づくのが、怖いんだね。
死に物狂いで築いた幸せをもう壊したくないんだ。
もう傷つきたくないんだ。
会うことで傷つくのが怖いんだね。
透はモモに案内してもらったことと、モモの言葉を紅葉に伝えます。
そして感極まって涙があふれる透。
透の脳裏には母親今日子の笑顔が浮かぶ。
会いたいのに、会いたい人はこの世にいるのに・・・。

透は会いたくても母親にはもう会えないという哀しみと同時に、会える人がいるのに会えない紅葉の辛さを思いやって涙を流したのでしょうね。
透、優しい・・・
紅葉の夢
紅葉は涙を流しながら嬉しいと透に告げます。
コンサートを開いて自分の演奏をパパとママとモモに聞いてもらうこと。
涙ながらの笑顔で紅葉は喜びを口にします。
ありがとうモモ。
ボクが今嬉しいって、こんなに嬉しいって思えるのはボクのかわりに泣いてくれる人がいるからだね。

紅葉の今までの寂しく辛い気持ちにポッと灯った明かりのようなモモの言葉ですね。
紅葉が喜びで涙を流せたことが嬉しいです。
紅葉の言葉を聞いて決意を固めた透。
紅野に会うことをあらためて決意します。
誰かのために
透から紅野に会いにきたことを聞いた紅葉は「誰かのためなの?」と聞き返します。
透はそんな立派なことではないと否定します。
紅葉は慊人に見つかった時のことを考えて自分も付いて行くと言います。
その表情には強い意志が感じられます。

透を必死に守りたいという気持ちが現れているようで、紅葉がたくましく見えます。
透は紅葉にお礼だけ言って、自分は大丈夫だと笑顔になります。

透は頼ろうとせず、自分だけでがんばろうとするところが芯が強い女の子だと感じる。
感情豊かで優しくてすぐに人のために涙を流すのに、自分の行動は何としてもやりとげようとするところが凄いと思う。
紅野との再会
紅葉の書いてくれた地図を頼りに屋敷内を探す透。
ある一室から出てきた人物に声をかけられ窮地に陥った透を助け出したのは紅野。
紅野がうまくその人物を交わし、透を救い出してくれた。
勝手に屋敷内に入り込んだことを指摘された透はここへ来た目的を必死に話す。
透の口から「魚谷ありさ」の言葉が出たときに反応した紅野。
透は紅野がうおちゃんの想い人であり、探している紅野さんだと確信します。
紅野はうおちゃんに会う気がないことを透に話します。
しかし透は必死です。
うおちゃんの連絡先を描いたメモをカバンからだして訴えます。
ただ、明日、明日はどうなるかわからないから、明日目が覚めたら会いたくなるかもしれないから。
明日じゃなくてあさってかも。
一年後かも、十年後かもしれないけれど、でも、それでも生きて行くかぎり何か起こり続けるから。
生きている限り願いは生まれ続けるから。
紅野との話が終わったときに心配してきてくれた紅葉が透の手をひいてその場を後にします。
透を見送りながら(君のような子がこんなところにいてはいけない、さよなら)とつぶやく紅野。

紅野の言葉はここから出ていけない自分に対して出たもののようにも思えました。
紅葉との約束
紅葉は自分の部屋に透を連れていきます。
透は紅葉に迷惑をかけたとあやまりますが、紅葉はモモのことを教えてくれたことがうれしいと答えます。
いつか透のためだけにコンサートを開くという紅葉に驚き慌てる透だった。
好きな曲を告げる透と、それを微笑みながら練習するという紅葉。

紅葉は透のためにしてあげたいことがたくさんあるんだろうなあ。思いが詰まっているのを笑顔で負担にならないように透にプレゼントしていく紅葉。
君は本当に大人だなと思う。
相手に負担に思わせないようにできることを次々と実行に移している紅葉がとても大人に感じます。
屋根の上の夾と透
一人屋根の上でたたずんでいた透のもとに夾がはしごで登ってきます。
今日は服を汚して帰宅した透のことをしっかり見ていました。
「好きな人とは一緒にいたい。側にいたいですよね。」
ぽつりとつぶやく透に夾は「なにお前、好きな男でもできたのか?」と問い返します。
慌てる透に夾は続けます。
「心配すんな。お前にそんなのができたときは協力してやるから・・・俺が」
お礼を言おうとして涙がとまらない透。
慌てる夾。
透は涙のわけを自分で
途方もない願いが心細いから?
叶わない願いもあることを知っているから?
それでも願いを・・・
透が夾に尋ねます。
「夾くんの願いって何ですか?」
「誰かさんが泣き止んでくれること」

あ~もう、温かい言葉です。
夾君の言葉はただ、透の今だけを想った言葉です。
人の事を想った願いって温かいものですね・・・
まとめ
今回は「フルーツバスケット2nd|16話感想!兄と名乗れない紅葉が切ない」と題してお送りしてきました。
紅葉がずっと縁のなかった家族とのつながり。
幼い頃にあきらめた願い。
それが叶うかもしれない嬉しい出来事。
妹のモモが自分のことを想っていてくれていた。
それだけのことに涙して感激する紅葉。
どれだけ紅葉の願いは切ないものなのでしょうね。

バイオリンひきになって父母や妹のモモを招待できるようになってほしいと強く思った管理人でした。
親友のうおちゃんのために動いた透の勇気や、その透を励まそうと声をかける夾のあたたかさ。
すべてが泣けてしまうくらい優しくて切ない感情であふれています。

これからの展開もますます気になるところです。
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